クライミングシューズ、靴選びのコツを考えてみる。自分が靴に求めるものは?自分の足の傾向も知っておこう!
クライミングシューズを買いに行くと、その種類の多さにびっくりします。
お店の人からはとりあえず履いてみてください!なんて言われるけど、いや一体どれから履けば良いのか、と・・・^^;
闇雲に履いてもよく分からないので、とりあえず自分のクライミング歴とグレード、最小限の希望を伝えて紹介してもらいますが、意外なことにこのお店の人が持って来た靴がベストということはありません。
むしろ合わないことの方が、自分の経験では多かった気がしています。
まず自分が靴に何を求めているか、自分はどうしたいかを予め考えて置かないといけません。
クライミングシューズの選び方にはコツがあるのだと分かりました。
今回はクライミングシューズを選ぶ上で私の感じた問題点と、ポイントのまとめを説明して行きます。
もくじ
私が靴に求めること
これは一足目の靴を買った後に激しく思ったことなのですが、私が靴に求める最大のポイントは痛くないこと!!もうこれい尽きる。
クライマーに「靴が痛いんだけど・・・」てな話をすると200%「クライミングシューズは痛いもんだから」と言われますが、これはどう考えても私は許せませんwwww
怪我もしていないのに足が痛かったらクライミングに集中できない!!!
誰も共感してくれないから人前で一切言ったことないけど、ここでは声を大にして、いや、文字を最大にして言いたい!!!
痛くないクライミングシューズを履きたい!!!
第一前提は痛くない靴。これに尽きる。
ついでに求めるとするならば、カッコいい靴がいい!見た目、大事!!
上級者が履いているああいう靴めっちゃかっこいい!!履きたい!!!
あの強い人が履いている靴を・・・せめて靴だけでも・・・履きたい!!
見た目も大事なポイントです。
この話は以下に続く。
私が靴を選ぶ上で捨てたこと
痛くなさ(フィット感)と見た目(カッコよさ)を激しく靴に求める私ですが、2足目の靴を買うときにすぐさま捨てたことがあります。
これにこだわり続けるといい靴が見つからないので真っ先に除外しました。
それは
見た目はどうでもいい!!!!
めちゃくちゃ色々試し履きしたけど、上級者が履いている攻めた靴みたいなのは私は痛くて履けない!!
登れない、じゃなくて、そもそも根本的に履けないのです。
あの靴かっこいいから履いてみよ〜って思うともう痛くて仕方ない。
それはサイズが合ってないとか、そういう問題じゃなくて、もう足に合わない。私に合わない。
よって見た目は一切考慮しないこととしました^^;
残念(´;Д;`)
私の足の傾向
以前もアップしましたが私の足の分析を再アップします。
専門家に見てもらったわけではないのでざっくりした観察ですが、だいたい合ってると思います。
私の足の特徴は
- 指が長い
- 土踏まずが高い
- 足の甲が高い
- 足首が硬い
ですっ。
このせいで靴を結構選ばなければいけないのですが、いや他人の芝生は青いもの。
みんなそれぞれ足に特徴がありそれぞれ悩んでいることと思います。
特に足の甲が高いのは登山靴やスキー靴でも悩みの種になりました。
ここが真っ先に圧迫されるのでキツく縛った靴を履くと30分程度で足が痺れて来ます。
スキー靴は痺れたまま続投していましたが、これ実は危ないのよね・・・^^;
登山靴は紐を緩くし、足首がグラグラしない程度の絶妙な縛り加減に調節しつつ使っていましたが、あまり他人に理解してもらえない悩みでした。
ほかの人が言うには、むしろ羨ましい足だと言われることがあります。
土踏まずが高くて健康的な足、だと。
でも土踏まずが高いということは、つまり天井が高いということで。足の甲が高いのでこれが問題になっておりました。
なかなか難しいですね^^;
私の登りの傾向
私が普段登っているグレードは4級くらい、辛めジムでは5級です。一般的な女性クライマーでしょうか。
性格も動きも実はおっとりしているので、あまり激しいムーブはしません。
壁に好き嫌いはなく、思いついたものに手を出すという感じです。
強傾斜もやるし、スラブもやります。
思い切ったムーブはオリャー!って行くことはありますが(?)、なんといいますか無茶なことは一切しません。怖いから。
登るのはボルダリング壁で、たま〜〜〜に外岩のボルダーをお遊び程度にやることがあります。
ロープは今後やるかもしれないけど、基本的にはやりません。
外岩ロープはこのままだと一生やらないかも・・・^^;
今のところ、考慮すべきはボルダリングジムで4〜5級を登っているということでしょう。
私の性格の傾向
私はこの先もライトクライマーでいると思います。
自分のクライミングに関して、特別な才能は感じないし、楽しむことが目的で(あとあわよくば痩せてカッコ良くなりたい)登っています。
この調子では登れるようになったとしても3級程度で落ち着いてくるのではないかと思います。
成長速度がそれほど早くないし、年齢もそこそこなので今考えるべきことは自分が登りやすい靴を履くことです。
これがもしも本気でコンペクライマーになりたい、選手になりたい、とかだったら攻めた靴に慣らしていかなければいけませんが、今のところそのような考えはありませんので、無理のない靴を履きたいです。
今履いている靴
上述したことを最大限考慮し、最近買った靴はスポルティバのカタナ ウーマンでした。
その時の記事がこちら。
履き心地とフィット感は最高なのですが、しばらく使ってみると留める部分がトゥを掛ける時に邪魔になるなどの問題も発覚しました。
まだグレード的に難しいトゥが出てこないので問題ありませんが、今後トゥ課題が増えて来たらまた買い替えを検討する必要がありそうです。
クライミングシューズ選びのポイントまとめ
最後にクライミングシューズを選ぶ時のポイントをまとめます。
お店の人を含めて他人は参考程度に
お店の人が紹介してくれた靴は一般的に売れている靴ですし、先輩クライマーが紹介してくれた靴はその人が気に入っている靴です。
自分に合った靴ではありません。
ひょっとしたら履いてみると合っているかもしれないですから、試してみるのはいいことですが、あまり他者からのアドバイスを鵜呑みにせず、自分で確かめて考えるようにしましょう。
自分の足を分析しておく
足の形は人それぞれ違います。
靴の話を他者とすると私は全く話が合いません。みんなが履いている靴が自分に合っているわけではないと思います。
まず自分の足の傾向を分析しておくと靴を選びやすくなります。
初めて買った靴を履いてみてどこが当たるか、どんなことが良いか、何が悪いかをしっかり覚えておきましょう。
さらに自分の足を見て特徴を捉えておくと、靴選びの時にお店の人に説明しやすくなります。
注意するポイントは以下です。
- 足の指の長さ
- 土踏まずの高さ
- 足の甲の高さ
- 変形はあるか(外反母趾、指の長さのばらつき)
- 歪みはあるか(力を抜いた時に足が外側を向く、あるいは内側を向くなど)
歪みは普段の靴のすり減り方でも確認することができます。
立位で足の写真を撮ると分かりやすいかもしれません。
クライミングシューズではやらないようですが、登山靴やスニーカーなどの専門店では足の分析をプロが行ってくれますので、そういったものも参考にすると良いでしょう。
自分が靴に求めるテーマを決めておく
クライミングシューズに求めるものも、人それぞれ違います。
周りのクライマーは踏み込みやすさ、登りやすさを最大視していますが、私はライトクライマーであるため、正直クライミングシューズの登りやすさというものはピンと来ません。
滑らない、踏みやすい、(足で)握りやすいなどの差は分かりますが、それ以上のものを理解できるほどクライミングが上手くないと思います。
自分のレベルでは何よりも痛くないことが大切でした。
これはその人のクライミングレベルによって全く違ってくることだと思います。
上達して来たら、クライミングシューズに求めるものが変わってくることだと考えています。
買った靴がヒントになる
私は1足目の靴が全く足に合わず、初心者だったためにそれに気づかずに1年近くも履いていました。
3足目を買った今だから、靴に求めるものがはっきりして来ましたが、これは履きながら、登りながらでないと分からないことだと思いました。
それと同時に、これはレンタルシューズを履いている限り理解できないことだったとも思います。
初心者で靴の購入を迷っているようでしたら、まずは安物でも良いので何か1足買ってみることをお勧めします。
自分に必要な靴は、その1足目の靴が教えてくれます。
登れないのは靴のせいではない
これは私の持論ですので、読み飛ばしていただいても構いません。
完登できないのは靴のせいではないと思います。それは単にテクニックが及ばないからだと考えています。
何でも凝ったアマチュアプレイヤーほど道具にこだわる傾向がありますが、道具を変えたからと言って物事がうまくできるようになることはありません。
確かにレンタルシューズでは話になりませんが、本当にうまい人ほど靴のせいにせずに練習していると思います。
靴はあくまで道具であって、自分の能力を上げてくれるような魔法は持っていません。
クライミングシューズは大切な道具
私はボルダリングの中級者といったところで、あまり上手くないしそれなりにしか登れません。
でもそれなりにでも、本気で取り組んでいると色々な発見がありました。
上級者になるとこの時の気持ち、この時発見したことは、きっと忘れてしまいます。
たかが靴、たかが私、なのかもしれませんが、自分としてはここに書いたことはボルダリングをやる上でかなり大事なことだと思っています。
どなたかの参考になれば幸いです。
ありがとうございました!